タァサイ
- ◎おいしい見分け方
- タァサイには、寒い時期の地面に張り付いたように育つ白い軸の短いタイプと、暖かい時期の白い軸の部分が上に長く伸びたタイプがあります。
葉の色が濃く鮮やかな緑色をしていて、葉に厚みがあり、葉先までしおれず、シャキッとしているものを選びます。
- ◎保存方法
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タァサイを購入したら、ビニールやポリの袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。必要なときに必要な分を外側から葉をはがして使いますが、持ちがよいため、大きな株を買っても最後まで使い切ることができます。
旬の時期カレンダー
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タァサイ |
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農産物のご購入
※販売品目は、時期や店舗により異なります。詳しくは、各店舗へお問い合わせください。
おいしい食べ方
タァサイは油との相性がよいため、炒め物に最適です。熱を加えると甘みとコクが出るので、中華料理のほか、鍋物やみそ汁、おひたしなど、多彩に使えます。
また、火を通しても鮮やかな緑色は損なわれないので、魚料理や肉料理のつけ合わせに使っても、料理のおいしさを一層引き立ててくれます。
繊維質が多く、少しアクがあるため、あらかじめさっと下茹でをしておくと、おいしく食べられます。ただし、加熱しすぎると味が落ちてしまうので注意しましょう。
豆知識
- 由来
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タァサイは、アブラナ科の野菜で、原産地ははっきりしていませんが、中国産の栽培種で、白菜の仲間に属します。日本では、如月菜(きさらぎな)、ひさごな、縮み菜(ちぢみな)などと呼ばれています。日本には、昭和の初めに中国から伝わり、戦後には北関東から東北にかけて、秋冬野菜として利用されたことから「如月菜」と呼ばれるようになりました。
- 特徴
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タァサイは、形状が特徴的で葉が何重にも重なって横に広がり、お皿のような形を作っています。葉は光沢のある濃い鮮やかな緑色で、やや厚く、表面に縮みがあるのが特徴です。寒さにとても強く、どんなに寒くても成長し、霜があたっても枯れることは無く、むしろ霜があたって味がよくなると言われている野菜です。一年中出荷されていますが、霜があたって甘みが増す春先が旬になります。
産地レポート
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JA遠州中央では、昭和50年代中頃から冬場の露地栽培として、タァサイの栽培を始め、産地として定着してきました。
中華料理では一年中需要があるため、現在ではハウス栽培で周年栽培し、一年中市場に出荷しています。