レタス
- ◎おいしい見分け方
- レタスは、株の切り口が10円硬貨くらいの大きさで、白く乾燥していないものを選びましょう。切り口があまりにも大きいレタスは、切り口から水分が蒸発してしまい、みずみずしくありません。
また葉がやわらかでツヤがあり、外葉の緑色が濃いものほど味が良く、栄養価も高いといわれています。
- ◎保存方法
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レタスを保存する場合は、乾燥しないようにすることがポイントです。ラップに包むか、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。余分な水分が残っていると、傷みやすくなるので、しっかり水切りをしましょう。
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農産物のご購入
※販売品目は、時期や店舗により異なります。詳しくは、各店舗へお問い合わせください。
おいしい食べ方
レタスを生で食べるときは、ぜひ手でちぎって食べてください。芯の部分から葉を1枚ずつ剥がし、食べやすい大きさに手でちぎります。手でちぎると、包丁で切るよりも断面が粗くなるため、水にさらしたときに水分が吸収されやすくなり、歯触りがよくなります。ちぎったレタスを、冷水にさらして、水気を切り、食べる直前まで冷蔵庫で冷やすと、おいしく食べることができます。
この他に、中華料理では、レタスを炒めて調理することが多いようです。
豆知識
- 由来
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レタスは、キク科の1年生または2年生の葉菜です。原産地は諸説ありますが、一般的には地中海沿岸から西アジアといわれ、古くからサラダ用として栽培されていたようです。
日本への渡来は古く、平安時代には「チシャ(萵苣)」として、食卓に登場していたようです。ただし、レタスが本格的に普及し始めたのは明治時代以降で、この頃のレタスは、「タマヂシャ(現在の玉レタス)」という結球性のものでした。
レタスの種類のうち、キャベツのように固く結球するものを「レタス」、ゆるく結球するものは「サラダ菜」と呼ばれています。その他にも結球しない「サニーレタス」などがあります。
- 特徴
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レタスは、大きく4つに分けられます。
●ステムレタス(茎ちしゃ、掻きちしゃなど)
茎と若い葉を食べるレタス。
アスパラガスに似た味がするため、アスパラガスレタスとも呼ばれています。
焼肉でよく使われる「サンチュ」は、アジアで発達したレタスで、掻きちしゃの仲間です。
ステムレタスを刻んで乾燥したものを「山くらげ」と呼びます。
●コスレタス(立ちちしゃ)
だ円形でゆるく結球し、白菜に似た形をしています。外側は濃い緑色、内側は淡い黄色で、生食に向いています。
エーゲ海のコス島で栽培されていたため、この名前がつきました。
●リーフレタス(葉ちしゃ、サニーレタスなど)
サニーレタスが代表格。
サニーレタスは葉に縮みがあり、葉先が赤紫色になるのが特徴です。昭和40年代につけられた商品名ですが、今では一般名称として使われています。
●玉レタス(玉ちしゃ)
堅い球になるクリスプヘッド型と、ゆるい球になるバターヘッド型があります。
日本ではクリスプヘッド型の玉レタスを「レタス」、バターヘッド型の玉レタスを「サラダ菜」と呼んで区別しています。
バターヘッド型は、葉にバターを塗ったような光沢があることから、こう呼ばれています。
産地レポート
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JA遠州中央では、森町や袋井市がレタス産地として知られ、特に森町は1969(昭和44)年から国の指定産地となっているほどです。レタス部会は「日本一高品質なレタス」を作ろうと82人の部会員が総面積84haで作っています。生産のピークは12月から2月にかけてで、この時期のレタス畑は寒さよけのビニールトンネルで覆われ、「銀の波」と呼ばれる光景が産地一帯に広がります。出荷先は京浜(関東)方面85%、県内15%で、市場関係者から「やわらかい、甘い、肉厚!」と太鼓判を押されています。