茶
- ◎保存方法
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お茶の葉は、湿気や熱、光に弱いため、茶缶などの密閉容器に入れ、冷蔵庫などの涼しくて光の当たらない場所で保存しましょう。
旬の時期カレンダー
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農産物のご購入
※販売品目は、時期や店舗により異なります。詳しくは、各店舗へお問い合わせください。
おいしい食べ方
【お茶の淹れ方】
☆急須でお茶を淹れる[普通煎茶]
①人数分の茶碗にお湯を8分目ほど入れて冷ます。
②お茶の葉を急須に入れる。
③湯ざまししたお湯を急須につぎ、60秒位(深蒸し煎茶は30秒位)お茶が浸出するのを待つ。
④お茶をつぐ分量は均等に濃淡のないように廻しつぎし、最後の一滴までお茶は絞りきる。
☆水出しでじっくり淹れる
①茶葉と水を入れて数時間待つ。
②茶こしを使って、グラスなどにつぐ。
※フィルターインボトルを使う場合は不要です。
豆知識
- 由来
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日本のお茶は、約1,200年前の平安時代に最澄や空海など、唐(中国)へ留学した僧侶たちによって茶を持ち帰ったのが始まりとされています。
その後、鎌倉時代に栄西禅師(1141~1215年)が「喫茶養生記」をあらわし、「茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり」と喫茶の効能を宣伝したため、茶への関心が高まりました。
静岡県の茶は駿河国栃沢(静岡市郊外)に生まれた聖一国師(1202~1280年)が、やはり中国から種子をもたらしたのが始まりと伝えられます。明治維新後には、徳川藩士や川越人足等による大規模な牧之原開拓など、立地条件とあいまって、日本一の大茶産地となる基盤が作られ、現在では生産額・品質はもとより、流通面においてもわが国茶業の拠点となっています。
JA遠州中央の茶産地としては、天竜川上流地域や太田川上流域を中心とした上級茶産地として歴史がある「天竜・森・春野茶産地」、小笠山周辺や磐田原台地を含む丘陵地の茶園が多い「中遠茶産地」があり、盛んな茶産地を形成しています。
- 特徴
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茶の学名は、Camellia inensis(L.)O.Kuntzeといい、ツバキ科に属する常緑の灌木(低木)です。製造方法の違いによって、緑茶(不発酵茶)、紅茶(発酵茶)、ウーロン茶(半発酵茶)の三つに大別されます。緑茶はさらに蒸し製(日本式)と釜炒り製(中国式)に分けられます。その他、産地や、製造の時期・季節、製造方法、品種別などを加えると、茶の種類は無数にあります。
【不発酵茶(緑茶)】
■普通煎茶・深蒸し煎茶
日本茶の代表で、最も一般的なお茶。流通量の約85%を占めます。上級品ほどうま味や香りがよくなります。茶葉を深く蒸して渋味を抑え、マイルドな味にしたものを深蒸し茶といいます。
■玉露・かぶせ茶
よしず棚などで茶園を覆い、直射日光を避けてうま味を増し、苦味を抑えた育てた高級茶。
■粉茶
荒茶の仕上げ工程でふるい分けされた粉末状の茶。
■抹茶(碾茶)
玉露同様、日光を避けて育て、蒸したのち葉脈を取り除き乾燥させたものを石臼で挽き、粉にしたものです。主に茶道に使われます。
■焙茶(ほうじ茶)
番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを出したお茶です。カフェインなどが少なくなっており、食後のお茶として好まれます。
【半発酵茶】
■ウーロン茶など
半発酵で紅茶と緑茶の中間に位置する香り高いお茶。
【発酵茶】
■紅茶
茶の葉を完全発酵させたもの。濃い橙紅色で香り高い。
お茶ができるまでの工程(加工から流通まで)
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お茶の製造は、明治時代中頃まではすべて手作りでした。現在では近代的・衛生的な製茶機械によって製造されています。しかし、茶製造の基本は手揉技術(静岡県無形文化財)にあり、製茶にあたる人達は常にこの技術の修得にはげみ、おいしいお茶づくりに努力しています。