メロン
- ◎おいしい見分け方
- ●食べ頃の見分け方
見た目からでは食べ頃を見分けることは難しいですが、以下の通り見分ける方法がありますので、参考にしてください。
まず、香りをかいでみてください。食べ頃になるとメロン独特の甘い香りが少ししてきます。次に、メロンの下の部分(お尻)が耳たぶくらいの硬さ(押して少しへこむぐらい)になると食べ頃です。
食べ頃のメロンは、冷蔵庫で冷やして食べますが、ずっと冷蔵庫に入れておくのではなく、食べる3時間くらい前に冷蔵庫に入れるのがポイントです。
- ◎保存方法
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●食べ頃の期間はとても短い
メロンは追熟して食べ頃になると、約2~3日で中から発酵し始めます。食べ頃になった物は冷蔵庫に入れ、2~3日以内に食べましょう。
●冷凍する
完熟したメロンは冷凍保存できます。皮から果肉だけをナイフで切り、ラップを敷いたバットなどに一口大の大きさに切った物を並べ、再度ラップを被せ凍らせます。凍ったらジップロックなど密封できる袋に移して冷凍保存しておきます。食べる際は、そのままでも食べられますが、ミキサーにかけジュースやピューレとして使います。
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旬の時期カレンダー
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農産物のご購入
※販売品目は、時期や店舗により異なります。詳しくは、各店舗へお問い合わせください。
おいしい食べ方
●そのまま食べる
食べ頃のメロンは特有の甘い香りが強く、口に入れるとみずみずしい果肉の甘さが味わえます。生食する場合、食べる約3時間前に冷蔵庫へ入れておくのがポイントです。また、丸くくり抜くと、ケーキのトッピングなどにも使えます。
●ピューレにして多用途に
メロンをピューレにして、ゼリーやムース、シャーベットなどにしてもよいでしょう。
豆知識
- 由来
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メロンの歴史は古く、古代エジプト時代から知られ、中国でも紀元前13世紀から既に記録があります。
原産地は、アフリカ・中近東・中央アジアで、いずれも降雨量の少ない乾燥地帯です。ヨーロッパに伝わり発達した西洋メロンと、中国大陸北部でマクワウリとして発達したものに大別されます。
日本には、明治の中後期に西洋メロンが伝わりました。現在、温室メロンとして有名な「アールスフェボリット系」は、1925年にイギリスから導入されました。
第二次世界大戦後は、ハウスや露地メロンの育種のため、世界各地から多数の品種が素材として導入され、数多くの品種が育成されています。
- 特徴
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メロンは、ガラス温室で栽培される温室メロン、ビニールハウス(一部トンネル)で栽培されるハウスメロン、トンネル(一部ハウス)で栽培される露地メロン、トンネルや露地で栽培されるマクワウリに分類されます。
特にガラス温室で栽培される温室メロンは、香りが高く、品質がよいために、贈答用や高級食材として珍重されています。
メロンのあんなことこんなこと
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◆◆◆JA遠州中央の「ライオンメロン」◆◆◆
「ライオンメロン」とは、当JAのメロン部会が出荷している温室マスクメロンのブランド名です。
マスクメロンの代表格「アールスメロン」はイギリスから伝わったもので、そのイギリスを象徴する動物とされているのがライオンです。百獣の王、ライオンの貫禄と威厳に敬意を払い「王者の気品と風格を持ったマスクメロンに…」という思いを込めたブランド名となっています。
◆◆◆メロンのおいしい秘密◆◆◆
メロンには、ガラス温室で栽培されるものと、ビニールハウスで栽培されるものがあります。特にガラス温室での栽培は、JA遠州中央管内の南部地域で盛んです。
皆さんはドライブの途中などで見たことがありませんか?温室のガラスの天井が南向きに大きく切れたような形になっているガラス温室です。この温室は、冬でも太陽の光をいっぱいに浴びて、甘くおいしいメロンができるように工夫されていて、1年中栽培されています。ビニールハウスでは、夏の時期だけの栽培になります。
◆◆◆1本の木に1個の実だけにして、養分を集中させる〈一木一果〉◆◆◆
1本のメロンが花をつけ、その中で3個の花を選んで交配します。実った3個のメロンから1つだけ選んで養分を集中させて育て、残りの2個は取り除きます。この取り除かれた2個が皆さんご存知の子メロンです。
冬は暖房、夏は冷房をして大事に育てています。俗に大事に育てた子どものことを「温室育ち」と言いますが、こんなところからきているのではないでしょうか。
◆◆◆メロンのネットはなぜできる?◆◆◆
メロンの皮の表面にできる網目模様のことを「ネット」と言いますが、このネットはどのようにしてできるのでしょう?
このネットは、メロンの果実が鶏卵大に発育したころから出始めます。ネットは、一種の裂果現象だと考えられています。表皮の方が、果肉よりも早く成長が止まるため、表皮が果肉の成長する力に耐え切れずに亀裂が入ります。その亀裂がコルク化(人間でいうとカサブタのようなもの)して、ネットになります。
ネットの縦横の太さが均等で、盛り上がり・細かさ共に適度なものが商品として高い評価を得ます。ネットは生育のバロメーターで、 きれいなネットのメロンは順調に生育したことを示し、日持ちもよいといわれています。
◆◆◆メロンのアンテナ?◆◆◆
「竜頭(りゅうず)」ともいわれるメロンのヘタの部分を、アンテナと呼びます。このアンテナがT字型になっているのは、静岡のメロンが1株から1果とれた証拠として、側枝を残したのが始まりです。アンテナの左右の太さが均等で、果実に対して水平になっているものが良いとされています。
アンテナはメロンの味には関係がありませんが、良いアンテナがついていることが高級感を与えるため、 アンテナの有無や良し悪しで、1玉あたりの価格が違ってきます。