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イチゴ
いつ買える?
12~4月
◎美味しい見分け方
イチゴは、果実にツヤがあり、ヘタが張り、種が熟しているものを選びましょう。ヘタの付け根に緑色の部分が残っていないのもポイントです。果実の色については、一般的には赤いものが熟していると言われますが、品種によってはあまり赤くならない品種もあります。
◎保存方法
スーパーマーケットなどで買ったパック入りのイチゴは、浅めの容器に入れ替えます。イチゴを重ねずに、ヘタを下にして一段に並べ、ラップをして冷蔵庫で保存します。その際は、ヘタは付けたままにしておきます。ヘタを取ってしまうと、そこから水分が蒸発して、傷みやすくなります。
食べきれなかったイチゴは、冷凍して保存しましょう。よく水で洗い、ヘタを取り、水気をよくふき取ってから冷凍保存用のパックなどに入れて保存します。1つずつ取り出して食べれば、シャーベットのような食感が楽しめます。
また、ジャムにして保存するのも1つの方法です。洗ってヘタを取ったイチゴを砂糖とレモン汁と一緒に鍋に入れ、しばらく煮ます。水分が蒸発し、とろみが出てきたらできあがり。イチゴの粒が残っているくらいが食べ頃です。砂糖の量は各自で調節し、オリジナルのジャムを作ってみましょう。
おいしい食べ方
イチゴは洗うと傷みやすくなるため、食べる直前に洗いましょう。洗う際にはヘタをつけたまま洗います。ヘタを取ってしまうと、せっかくのビタミンCが流出してしまいます。
少し日が経ち果実がしぼみかけたものは、レモンを入れた水の中で洗うと、再び果肉が引き締まり、おいしく食べられます。
この野菜のおすすめ料理
旬の時期カレンダー
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
イチゴ
豆知識
由来
イチゴは、バラ科の多年草で、黄・紅色の液果をつけるもの全てを指し、オランダイチゴ(栽培種)やキイチゴ、ヘビイチゴなどがあります。
その歴史は石器時代までさかのぼると言われています。ヨーロッパでは、14世紀頃から野生種を栽培していたようですが、18世紀にオランダで北米産と南米産の原種が交雑され、栽培種ができあがり、現在に至っています。
日本には、1830年代にオランダから伝わりましたが、その後の1870年代にアメリカやイギリスなどから伝わった種類が元となり、改良を重ねました。
特徴
一般的に食用の「イチゴ」と呼ばれているものは、オランダイチゴのことで、春に五弁の白い花を付け、実は初夏に赤熟します。本来のイチゴの旬は夏の6月ごろになります。このようにイチゴは、旬とは全く反対の時期に栽培されている果物なのです。
クリスマスケーキなどの需要に合わせて12~1月に収穫できるように栽培したり、イチゴ狩りが1~3月に行われたりすることから、冬が旬だと思われがちです。
イチゴの種類は世界に25種類以上あるといわれ、日本にも野生種が2種類あります。日本は、世界でも有数のイチゴ生産地・消費地で、品種改良が盛んなため、年々新しい品種が産まれています。

当JA管内で栽培している品種は…
●紅ほっぺ(べにほっぺ)
静岡県農業試験場で育成され、2002年12月から販売が始まった静岡県の品種です。「章姫」と「さちのか」を交配・育成した品種で、現在「静岡いちご」の約90%が「紅ほっぺ」と言われています。
果実は円錐形の大粒で、香りが良く、甘さと酸味のバランスもとれ、コクのある味わいです。果皮だけでなく、果肉まで赤いのが特徴です。
●章姫(あきひめ)
静岡県で「久能早生」と「女峰」を交配・育成し、1992年に登録された品種です。
果実は長い円錐形で、やや大粒です。甘みは女蜂と同じ程度ですが、酸味が少ないため、甘さのあるイチゴです。
●きらぴ香(きらぴか)
静岡県農林技術研究所で育成され、2013年から試験栽培が始まった品種です。登録出願は2014年で、県内のみで栽培されているオリジナルの品種です。キラキラとした宝石のような「輝き」、フルーティーな「香り」と品の良い「甘み」、みずみずしくなめらかな口当たりが特徴の、静岡発の新ブランドイチゴです。
産地レポート
JA遠州中央管内では、気候の暖かさを利用して、ほとんどの生産者がハウス栽培でイチゴを作っています。
イチゴの収穫作業は毎日なので、地面に畝を作る栽培方法(土耕栽培)では、毎日屈んで作業することになり、どうしても腰などに負担がかかります。そこで、高設ベッド栽培という地面より高い位置にベッドを作って栽培し、腰などを曲げずに収穫できる栽培方法に変えた農家が多くなっています。当JAでは、11月上旬から翌6月中旬まで収穫・市場出荷しています。

イチゴの栽培の流れを簡単に説明すると…

①イチゴの親株から伸びた芽(ランナーと呼ぶ)をポット鉢へ受け、鉢で苗を育てます(3月~8月)。
②イチゴは鉢苗に芽(花芽と呼ぶ)ができてから、ハウスの中に定植します。花芽は低温短日でできます。そのため、一部の畑では、真夏の時点で「冬が来た」と思わせるために低温に当てて(農業用冷蔵庫へ入れます)、花芽を強制的に付けさせて定植を早くします。これはクリスマスケーキ用に間に合わせるためです。
③花芽ができたら定植します(9月)。ハウスの中は暖かいため、春が来たと勘違いして、白い花を咲かせます(10月)。
④冬を迎えると、実を付けるので、収穫します(11月~5月)。
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